☆生命科学☆
ビールに放射線から体を守る効果があることを確認したと、独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)が11日、発表した。
放医研は、ビールに含まれているシュードウリジン、メラトニン、グリシンベタインと呼ばれる微量成分をそれぞれ血液と混ぜてエックス線や重粒子線(炭素イオン)を照射し、最大34%も血液細胞の染色体異常が減ることを突き止めた。
放射線を浴びると、体内に遺伝子を傷つけるフリーラジカルと呼ばれる反応性の高い分子ができる。アルコールにはそれを捕捉する働きがあり、放射線防護効果がある。このため、ビール大瓶1本を飲んだ人の血液を採取してエックス線などをあてた場合、飲酒前の血液と比べて染色体異常が顕著に少なくなることも確認されている。ただ、ノンアルコールビールでは防護効果がなく、アルコール単独よりビールの方が効果が高いことから、ビールの微量成分が複合的に作用しているとみられる。
放医研の安藤興一グループリーダーは「作用のメカニズムを解明すれば放射線防護薬の開発につながる」という。
昔、東北大学大学院に在籍してた時にサイクロトロンラジオアイソトープセンターで放射線の研究をしてたことがある。細胞の増殖と分化に放射線がどのような影響を与えるか。CIRICに入室するときはIDカードを首にぶら下げて赤外線でバーコードを読み込んで入室。厳重に入室管理してるんだ。後輩に一度、32Pをぶちまけられてえらい目にあったことがある。汚染ですよ。放射能を測定するとえらい数字が!そのせいで僕の左目は網膜変性してしまいました〜。。。実験下手なやつに危険な作業を教えるのは難しいっす。